修験道に興味あるひとのために

不思議体験

私はもろもろの先達をさき置いて修験を語れるほどの修行はしておりませんが、わずかばかりの
知識の中から、修験に興味を持つ人のため、体験の仕方等を以下に記載します。

体験の仕方

修験道を体験してみるには、まず、入峯修行をお勧めいたします。大峯山、葛城山、出羽三山、彦山、石鎚山など全国各地の山岳を行場として、6・7・8・9月にかけて盛んに行われます。
どの行場も人目につかないところにあり、また、生命の危険をともなう修行ですので、初心者単独での修行は硬く禁じられています。修行希望者は必ず事前に各地元の指導者(先達)に問い合わせの上、修行法の指示を受けてから修行してください。入門的な入峯修行としては、毎年6月6日?9日までの三宝院門跡花供入峯の先駆を修行する醐山青年連合会(事務局・京都市伏見区醍醐三宝院内/電話075-571-0002)入峯修行に参加するの
がいいと思います。本格的なものでは、大峯山の奥駆け修行がいいと思います。これは、毎年7月の終わり頃に9日間にわたって吉野から熊野までの山中を踏破するものです。途中で岩場での修行もあり、睡眠時間ちょっぴり、食事もちょっぴりで、ひたすら山中を歩いたり断崖絶壁をよ
じ登ったりするようです。どれだけの効験があるかは人夫々ですが、山岳修行で霊能を身につけた霊能者も数多いようです。

全国修験道場指導者リストを以下に記します(読売新聞社刊 空海と真言密教より)

東北地方
本間亮法 山形県東根市野田七 修験道高滝山教会
関東・甲信越地方
仲田順和 東京都品川区南品川3-5-17 品川寺
田中隆智 東京都練馬区貫井5?22?5 北真教会
橋本好水 東京都青梅市塩月 観音寺
福島義哉 千葉県香取郡神埼町神崎本宿2311神崎寺
中部地方
山田宥道 静岡県引佐群細江町気賀2896?1 文殊院
小杉宗瑞 富山県中新川郡上市町森元32 小杉寺
近畿地方

斎藤明道 京都市伏見区醍醐伽藍町 成身院
岡田育雄 奈良県吉野郡天川村大字洞川464 竜泉寺
草柳諦賢 大阪市東住吉区田辺本町5?67 不動寺
中国地方
麻生文雄 広島県尾道市西久保町29?27 西国寺
四国地方
長尾光容 香川県仲多度郡多度津町乙271多聞院
九州地方

如来大忍 京都市伏見区醍醐東王寺町22真言宗醍醐派宗教本庁

山歩きと霊性向上について

山歩くだけでどうして、能力が身につくのだろう。だったら登山家はみんな霊能が身についてもいいはずだという意見もあるでしょう。私もそう思っていました。それで、あんなり期待せずに山篭りに参加してみましたが、なんかやっぱり能力アップしたような気がするんですよ。そうい
えば気功家や、ヨガの行者、仙道の修行者も山で修行している人が多いようです。山には気が満ち溢れています。自らの霊性を高めるという目的で山の気を吸うと自らの霊体や幽体に山の気が吸収され、その気のパワーによって能力アップするのかもしれません。また、修行を助ける神霊
の補助もあるでしょう。

滝行と霊性向上について

滝行によって、能力アップするというのもその土地の気が吸収された水という媒体を通して体に気を吸収するからです。滝場には、神霊も勧請してあるため、水に吸収されたその神霊のパワーも滝を浴びることにより体に吸収することが出来ます。
自宅のシャワーで似たようなことをしても、通常のやり方では滝ほどの効果を得ることは出来ません。自然の滝と水道水では気のパワーがまるで違うからです。単に冷たい水浴びて寒い思いすれば、能力が上がるというわけではありません。シャワーで効果を出すための方法としては次のような方法があります。まず場を清め、マイナスエネルギーを払った上で滝場と同様の神霊を勧請し、そして、滝行作法と同様の作法を行った後、再び神霊を送り返すのです。
古神道の水ごりもほぼ同様です。いずれにしろ、自分一人の力じゃ到底こんな冷たいもの絶えられないけど、神霊が守ってくれるから大丈夫だというような強い念を持ちつつ、体には力を入れるより力を抜いてリラックスしているほうが、効果は高いようです。
キリスト教の信者の方だったら、ルルドの聖水にパワーを与えている神霊を呼び寄せてシャワーの水にパワーを与えてもらうなんていうのはどうでしょうか。効果の程は術者のパワーによるかもしれませんが。

苦行と能力アップについて

生死をかけたような修行をすると、不思議な能力が身につくことが多い。修行でなく、単に高熱により不思議な能力を授かった人もいる。新興宗教の教祖なんてほとんどがこの例である。この理由としては、私は眠っているDNAが活性化するせいではないと思っている。近年のクローン技術の進歩は、本来受精とは無関係の体細胞からもクローンを作り出している。イギリスで成功したクローン羊のドリーは、羊の乳腺細胞から一匹の羊を作り出した点で、世界を驚かせた。
なぜならば、動物の各部の細胞は、動物の全ての部分の遺伝子を持っているとはいえ、その細胞の対応した部分を作るための遺伝子しか活性化しておらず、他の遺伝子は眠った状態にあるからである。従って、羊の乳腺細胞からは本来羊の乳腺以外のものが出来るわけはない。
ところが、1匹の羊が出来てしまった。それは、このような方法によります。まず、採取した羊の乳腺細胞を細胞培養液につけて培養しますが、その際通常の10分の1程度の栄養により細胞を培養します。即ち、乳腺細胞を半殺しの目に合わせるわけです。すると、死に掛けた乳腺細胞のDNAが乳腺細胞だけでなく、ひつじ一匹分作るのに必要な全ての遺伝子を活性化したのである。そして、この細胞を卵殻を取り除いた卵子の中に挿入してクローンひつじが作られたのであります。つまり言いたいことは、こういうことであります。生物は生命の危機に瀕したときには、その危機を脱するために、今まで使われていなかったDNAまでが活性化されるということです。これが、修験の修行やヨガの断食のような苦行によって不思議な能力を獲得できる理由かも知れません。これらの修行によって超能力に関するDNAが活性化されるのではないでしょうか。

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